ごんだサイクル

社会人レーサーのライド日記

弱虫ペダル効果

 早いことで入学から1年が経過し、後輩が出来たわけなのですが。

今年の1年生の中には、うちの自転車部には珍しい、大学から自転車競技を始めたいという男子が仲間入り。

ずっとサッカーをやってきたらしく、体格も恵まれています。ヒョロくてモテない自分なんかよりも数倍は走れそうな感じで、「ロードレースがやりたい」と。

 

 ちょうどここ最近、漫画「弱虫ペダル」の流行りを感じ始めていた自分。

シクロクロス東京の会場では、弱ペダの作者サイン会の列に女子のグループや子供連れが結構居た(はずw)り、アニメ化でテレ東でやってますよね。

しかし、実は弱虫ペダル、どんな内容かも詳しく知らないのです。漫画読まないもので。。。

まあ自転車競技の知名度が上がるのならいいねぇ!くらいにしか考えてなかったのですがーー。

 

 その後輩君、自転車を買わないといけないということで、「何欲しいの?」と尋ねましたらなんとなんと。

「LOOKです!!」

まさかその答えが返ってくるとは。。。Lookというのはだな、そのーなんていうか自転車色々乗り継いだらLOOKにたどり着きました的な、ある意味憧れでもあり。。そんな自転車なわけよ。。。(あくまで自分の考えです)

と言いたかったが

なんでLOOKなんて知ってるの?と聞きましたら

弱虫ペダルです!!!!」

これです。弱ペダ効果を実感いたしました。恐れ入りました。

それで大学から始めるキッカケになったわけですね~。

 

 キッカケがどうであれ、自転車競技を始めようと思ってくれたことがとても嬉しい。

初めてでわからないことだらけだと思います。自分もそうでした。高校入学してからロードの世界を知り、レースに出たいと思うはイイものの全く仕組みがわからないのです。それに加え、自転車部などない普通の公立高校。ここで救いの手を差し伸べてくれたのが、学内で唯一個人で活動していた2こ上の先輩でした。(今思うと本当に幸運で、運命だったのだと思うレベルです。その方がいなかったらここまでドハマりしてないです。そもそも今居る大学に来てなかったと思います。)

 まずは草レースに出て、連盟登録のやり方、自転車のフォームチェック等々、、、

様々なことを教わりました。そして授業が終わり次第毎日のように、手賀沼で2人で走る。レースの参加費などを捻出するためバイトも結構して、また朝も2人で道の駅集合、制服をバックパックに詰め、学校までのライド。ウェアから着替えるときに出した制服はクシャクシャでしたねw 

 週末は手賀沼での練習会。こちらのチームの方々にも色々お世話になり、ここで揉まれて走れるようになりました。

そんな感じで毎日を過ごしてました。ああ懐かしい。

今こうして記事を書いてると、本当に先輩方には色々お世話になったなーと感じます。

 大学から始めるという後輩の子が来て、こんなことがあったなぁ、と思い出させてくれました。だからこそ、自分も教えられることは出来る限り教えてあげたいなーと。新しく2人目のマネージャーも入ったことだし、チームが良い方向に向くといいなと思います。