学生個人ロード
Photo by 岡元さん
いよいよこの時がやってきました。
全日本学生個人ロードレース。
インカレと並ぶくらい大きな大会で、学連ロード選手で誰が一番速いのか決まります。
昨年11位という結果に終わったこの大会。「3年生で11位だったら良いほう」と誰かに言われたが、全く満足できませんでした。レースを最後まで残った者だけが走れる1kmのヒルクライムで置いてかれ、表彰台への壁は高いと感じました。
それから1年。
昨年以上に冬のLSD走に力を入れ、ペースアップを図りました。
「長い距離をひたすら乗る」
このことは個人ロードを常に意識していたからでした。
シーズンに入り、同じ格式の全日本学生クリテでは3位で表彰台に登り、個人ロードへの弾みはついたかなと感じて、今大会を迎えました。
レース当日。
この大会、まず勝負は朝飯から始まります。(と思ってる)
ひたすらに白米とおかずを食べ、貯蓄貯蓄。3日前からカーボローディングしていたけど、今朝も茶碗大盛りで4.5杯くらい食べました。
昨夜も結構食べたけど、朝も食べれるから腹は調子よさげでした。
ついでに脚の調子はどうかとモミモミ。
ヨシヨシ。
会場へ移動。準備してアップ。
181kmという長い距離を走るため、「アップは少なめに」とのコーチからの指示。
いつも50分くらいしてるので、少なめと言っても25分くらいはしました。
Photo by マネージャー
いつもの心拍を上げる音楽が会場に流れ始め、部員と握手を交わしレースがスタート。
スタートしてすぐに逃げができます。
この展開は自分の中でも予想できていて、実は1年の石原にはスタート直後の逃げに乗るために前にいるようにとの指示を出していました。
しかし集団に埋もれてしまっていて乗っていけませんでした。
石原は独走力があるので、集団でペースの上下に翻弄されるより逃げちゃった方が良いだろうという判断だったのですが。
そのまま最後まで行ってくれればそれはそれで良いし。
この展開で自分は集団で温存して、後半に備えようと思っていました。
次にできる追走の集団で乗って行きな!と指示を出して、とりあえず様子見。
あまりチームメイトが前に上がってこないので、前に上がってこーいと手招き。
このレースは、ダム湖の周回でコース幅が狭く、落車のリスクが高い。それもファーストラップとかではなく、少し気が抜けた3周目以降に起きる。
このことが頭をよぎったので、チームメイトを失いたくないという思いで手招きしたのでした。
そしたら3周目クリア直前のトンネルで3年 原が落車に巻き込まれたとの情報が。。。
絶好調の原を失うのはやべーよ。。。
と思っていましたが、どうにかして戻ってきてくれた。ホッ。
Photo by 岡元さん
逃げとのタイム差が2分を超える。
鹿屋と日大も行ってるから抑えられてました。
しかし逃げに乗せることができてないチームもあり、追走の動きはある。
ここで順大としては行くべきで、さっき石原にも指示を出したし、原・伊東にも伝えた。
正直悩みました。俺がそのまま行っちゃうべきかなと。
でもあと120km以上あり、先は長いし。。
結局後輩たちにチェックに入ってもらうことにしました。
んで追走集団できて、乗ってけ〜と言ったが、どうやら石原も調子が悪いらしく、乗せることができず困った。
海老本が前の集団に乗ってくれてたので、そこに行ければうまく回ったかもしれないがこれはしょうがない。
かなり動きが後手後手に回っていました。
Photo by 岡元さん
レースも折り返し地点。
この時点で逃げとは約3分30まで広がっている。
こうなると自分が行くしかないと思っていたところ、ちょうど原と伊東がアタックして追走。
伊東が引いて離脱、そのあと日大2名と原がうまくブリッジをかけました。
少ししてそのまま自分も行ってしまおうと、更にできた追走集団に乗った。
Photo by 岡元さん
先頭の逃げから落ちてきた選手も巻き込んで人数が増える。
前にいる追走集団との差は広がったり縮んだり....
ガッツリ縮まない。
これは....と思いつつも、もう行くしかない。
残り4周あたりまでこのパックで追走し続ける。
Photo by 岡元さん
しかし前との差は縮まない。
Photo by 岡元さん
更に追い討ちをかけるように、後ろからきた追走集団に追いつかれた。そこに順大のイトウコンビと石原。
残り2周でもう前は追いつかないと悟った。自分のいる集団は20名弱だろうか。ラスト1kmの登りに突入、そこでヒルクライムで圧倒的な強さを誇る日体の岡部選手がアタック。そこに自分も付いて行った。
後ろはもうバラバラ。
Photo by 岡元さん
岡部選手に追いつききれず21位でゴールしました。
最後にして、自分の力を出し切れなかったと感じます。
今までで一番ゴールしてから余裕があった。
こういう終わり方はかなり悔しい。
ロードレースって難しいなと、ここになって改めて感じさせられました。
最終的には、自分の読みが甘かった。
「序盤から自分で行く」
この選択をできなかった自分は負けです。
Photo by 岡元さん
後輩をツールド北海道に連れて行くことができなかったことが、自分の中でかなり悔しかったし、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
でも、ここで終わるわけじゃなくて、インカレが待ち構えています。
あと2ヶ月。
全力で練習して、最後は笑って締めくくりたいと思います。
応援していただいた皆様、ありがとうございました。
Photo by 岡元さん
ピットでの補給等、サポートしてくれたみんなもありがとうございました。
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いつもありがとうございます。